パチンコ新台の一撃性能UP!?
総量出玉の計算方法が一部改定!
日工組は、2020年11月2日保通協申請分から総量出玉の計算方法を一部改定。新しい計算方法が適用されたパチンコの新台が、2021年4月ごろから登場します。はたして今回の変更で、パチンコ新台にはどのような影響があるのでしょうか?
日工組…日本遊技機工業組合の略称。パチンコメーカーの組合です。
目次
- 総量出玉とは?
- 総量出玉の計算方法はどこが変わったのか?
- 総量出玉計算方法の補足
- 今後登場するパチンコへの影響は?
- パチンコファンのみなさんへ
総量出玉とは、確変やRUSHで獲得できる出玉の期待値を表す「総獲得遊技球数の期待値」のことです。射幸性の制限を目的に内規が定められ、現在では下の表のように取り決められています。
総量出玉の計算方法は、主に「確変ループタイプ」「小当りRUSH搭載機」「時短突破型タイプ」の、3つの遊技機タイプで改定されました。それぞれの計算方法は次のようになっています。
確変ループタイプは、大当りせずに通常に戻るSTタイプに比べ、大当り1回分、計算方法が不利だったものを是正。確変終了時の通常大当り出玉を除外する計算方法に(ただし、時短での引き戻しは考慮しなければならない)。この変更により、最大で約1500個多く出せるようになりました。
ほかのタイプと比べて実射データとの乖離が大きかった小当りRUSH搭載機。これまでは払い出しで計算していた小当りRUSHの期待出玉を、純増で計算することとなりました。
この変更により、総量だけではなく、小当りRUSHの増加スピードアップにも期待できそうです。
時短突破型タイプの場合、RUSH突入時の突破大当りを総量出玉に含めるかどうか、開発者(メーカー)によって見解が分かれていましたが、「最も有利な状態で6400個未満」と明確化。
つまり、RUSHに突入してから終了までを計算すれば良いことになりました。
確変ループタイプの計算方法は、1種2種混合タイプにも適用されることがあります。
実質的に次回大当たりが約束される、例えば、初代「CR牙狼」のようなスペックはループタイプに該当します。
パチンコには、総量出玉の内規とは別に出玉率の規則があり、一撃性の高いスペックにすると、保通協の試験で不適合になりやすくなってしまいます。
そのため今後登場する新台すべてというわけではありませんが、これまでより一撃性能の高いパチンコはあるようです。
また、現状パチンコの新台は、STタイプと1種2種混合タイプに偏っている印象ですが、確変ループタイプや小当りRUSH搭載機など、さまざまなタイプがバランス良く登場することに期待できそうです。
店舗リンク